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2016年5月18日 (水)

【まさゆ記】〜キャッチャー〜  

娘が生まれて1ヶ月くらいの時の出来事です。
 
我が子が生まれて以来、
がぜん育児に燃えている私。
 
その日、
私は週末に控えた娘の1ヶ月検診に向けて、
ネットや育児本で予習をしていました。
 
しかし、色々な情報を見ていく中で、
こんな見出しの数々が、
私の目に飛び込んできたのです。
 
「新生児は病気になりやすい」
 
「こんな咳をしていたら要注意!」
 
「間違った抱っこの仕方で大変なことに」
 
そう言われると
全て我が子に当てはまっているように思えて、
だんだん不安になってきました。
 
その不安を解消するような情報を探すのですが、
探せば探すほど新たな不安情報が出てきてしまう、
「育児不安スパイラル」にハマってしまい、
その結果、
1ヶ月検診の予習どころではなくなってしまいました。
 
それ以降、育児をやっていても
「これで合っているのだろうか?」
そんな気持ちが先に立ち、
モヤモヤした毎日が続きました。
 
 
そして検診当日。
 
不安でソワソワしている私は、
側にいた助産師さんに、
ネットや本で仕入れた情報を元に
育児で気になっていることを聞いてみました。
 
その助産師さんは
1つ1つの質問に丁寧に答えてくださいました。
でも最後に私を諭すように、
こう付け加えたのです。
 
「武藤さん、ネットや育児本に頼るのも良いですが、
まずはお子さんをよく見てあげてください。
 
顔色はいつもと違わないか?
呼吸の音は苦しそうじゃないか?
肌の触ってみた感触は?
 
そうやって自分の子をじっくりよく見てみるんです」
 
助産師さんは穏やかな表情に戻ってこう続けた。
 
「あなたが思っている以上に、
子どもは自分のことを伝えてくれています。
だからそのメッセージをちゃんと受け止めること。
それが親の役目です」
 
その言葉が私の心にズシンと響きました。
 
我が子のことを見ているようで、
本当の意味で「みて」いなかったのかもしれない。
そんなことを思いました。
 
育児をしていると、
何かしなきゃと焦るし、
不安になることも多いけれど、
まずはしっかり我が子を受け止めること。
 
娘は、
泣いたり、
声をだしたり、
手足をバタバタさせたり、
小さな体を目一杯使って、
私達にボールを投げてくれる。
 
だから私はそのボールを全身全霊で受け止める
『キャッチャー』になろう。
 
それが親になるための
初めの一歩なのかもしれない。
 
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸

Masayuki247

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