【まさゆ記】〜幸せになるために必要なこと〜
自分を幸せにするために、
自分の利益ばかりを考える人がいる。
でもその方法論は間違っていると思う。
自分が幸せを感じるためには、
自分の大切な人も幸せであるということが、
重要な要素だからだ。
先日、仕事の帰りにラーメンを一人で食べた。
そのラーメンがすっごく美味しかったのだけど、
心が満たされるほどの幸せは感じなかった。
なぜかなと考えて、一つ思い当たった。
この場に妻がいないのだ。
僕ら夫婦はお互いラーメンが好きなので、
昔はよく二人でラーメンの食べ歩きをした。
当時は美味しいラーメンに出会っただけで、
それこそずっとそのラーメンの話をするぐらい、
心の底から幸せを感じていたと思う。
でも今の僕は、
「このラーメンは妻の好みだったろうな……」と
一緒に食べられなかったことへの、
小さな後悔を感じながら、
ラーメンを食べていたのだ。
つまり二人で食べていた時に感じた幸せは、
ラーメンの美味しさと共に、
大切な人が幸せそうにしているという体験を
一緒に味わっていたのだと思う。
自分だけが得をしても、
感じられるのは一人分の満足だけ。
自分一人の満足くらいでは、
長く持続するような幸せを、
感じにくいのかなと思う。
もちろん、だから相手に尽くそう、
ということではない。
むしろ相手を満たすためだけに生きて、
自分を大事にしていない人は、
もっと幸せを感じにくいと思う。
大事なのは、
自分も、そして自分の大切な人も、
幸せにするという意味を込めて、
自分を幸せにすることだ。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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