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2015年7月 8日 (水)

【まさゆ記】 ~アドバイスの法則~  

相手が自分のアドバイスに、
耳を傾けてくれるようになる法則とは?
 
総監督になり、
團員達にアドバイスをする機会が増えた。
何かミスが起こるたびに、
改善点を指摘していた。
 
しかし、お互いに経験を積み、
自分のやり方にこだわりもあるからこそ、
こちらのアドバイスを
素直に受け取ってもらえないこともある。
 
こちらとしては、
より良くしたいから言うのだけど、
相手にとっては、
自分のやり方を否定されたように感じるようだ。
(確かに逆の立場だったら、僕も同じ反応をすると思う)
 
どう言えば相手に響くのだろうか?
解決策が見いだせないまま、
モヤモヤする日々が続いた。
 
そんな時、
とある高校へ応援に行った際に出会った、
ソフトボール部の先生の一言が、
僕のモヤモヤを吹き飛ばしてくれた。
 
「普通、成功した時は褒めて、
失敗した時にアドバイスを言いますよね?
でも私は逆にしてるんです。
失敗した時に褒めて、
成功した時にアドバイスをします」
 
その意図を、
先生はこう説明してくれた。
 
「プレーを失敗した直後、
選手はどうしたって落ち込みます。
そんなモチベーションが下がった状態で、
いくらアドバイスしても、
なかなか言葉は入っていきません。
だからむしろナイスチャレンジと言って褒めます」
 
確かに失敗をしたということは、
なんらかのアクションを起こしたということ。
何もしなければ、失敗もおこらない。
まさに失敗はチャレンジの裏返し。
 
「逆に、良いプレーができた時は、
選手も前向きで、
次のプレーへの意欲が湧いている状態です。
そんな時こそアドバイスをする。
するとモチベーションが高いから、
改善点を積極的に取り入れようとするんです」
 
なるほど。
僕のアドバイスが届かなかったのは、
成功や失敗という
「目先の結果」に合わせていたからだ。
 
本当に合わせるべきなのは、
相手の「心」の状態。
 
今、相手が何を感じていて、
どんなモチベーションなのか、
その状態を理解した上でかける言葉を選ぶ。
 
こちらの都合ではなく、
相手の心に寄り添った時に、
初めて言葉は届くんだ。
 
伝えたいなら、
もっともっと相手の心を感じよう。
 
アドバイスは
相手のためになってこそ、
意味があるのだから。
 
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸


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