【まさゆ記】 ~イカダとヨット~
チームで目標にたどり着くためにはどうすればいいか?
先日、團内でそのヒントになるような話が出た。
「我武者羅應援團って、
昔はイカダを漕いでいる感覚だったけど、
今は皆でヨットに乗っている気がする」
僕はその言葉を聴いたとき
とても腑に落ちた。
我武者羅應援團を始めたころは
「自分達の力だけでこの大海原を進んでいくんだ」
そんな風に思っていた。
まさに我武者羅應援團という『イカダ』を
みんなで必死に漕ぐことで、
なんとか前に進んでいる。
イカダの原動力は自分達。
周りは誰も助けてはくれないのだから
結局、頼れるのは自分達だけ。
そんな風に思っていた。
でも月日は流れ、
いろいろな人に出会い、
良いことも困難も経験したうえで
今はこう思う。
「自分の力だけで進んでいる」
そう思っているうちは、
実はそれほど遠くまで進むことはできないのだと。
そしてある視点を理解したときに
道は開ける。
それは何か?
『自分たちは周りに生かされ(活かされ)ている』
ということだ。
つまり『ヨット』なのである。
志という名の帆を掲げ
そこに賛同してくれる多くの人の想いが風となり、
自分達以外の力によって
より早く、より遠くに進むことができる。
我武者羅應援團が前に進めているのは
僕ら以外の人の想いがあるからこそなのである。
それに気づいたときから、
我武者羅應援團の進むスピードと距離が
体感的にも変わったように思える。
そして
いっそう周りへの感謝ができるようになった。
もちろん『イカダ』にはイカダのよさがある。
自分達の手で漕ぐことの手ごたえとやりがいは大事だ。
そのうえで、
もしより遠くの目標にたどり着きたいのであれば、
『ヨット』の視点を持つこと、
それがチームを導く上で大切なのではないかと思う。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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