【まさゆ記】 ~欠けている所~
相手の欠けている所を
受け入れるためにはどうしたらよいのか?
「褒められて伸びるタイプ」で有名な私、武藤正幸。
それなのに、自分以外の團員達のことになると、
「あれがダメ、そこがいけない」と
欠点ばかりを指摘してしまうのだ。
「もっと優しくしなければ」と反省をし、
次からは良い所を見て褒めよう。
そう思っていても、いざ現場に行くと、
やっぱりピリピリしてしまう。
相手のどんな部分をみれば、認めることができるのか?
ずっと悩んでいた。
でも最近、自分の間違いに気づいた。
相手の欠けている所を受け入れるために、
僕がみつめるべきだったのは、
相手ではなく、
自分だ。
自分ができていると思うから、
相手にも完璧を求める。
でもよくよくみたら、
自分だって欠けているところは山ほどあるし、
できないことだって、たくさんある。
だからこそ、
まず自分の欠けている部分と向き合うこと。
自分も不完全な人間だと認めることが、
相手を受け入れるための第一歩だったんだ。
そう考えると、
相手の欠けている所が他人事ではなく、
自分事になる。
「なんでできないんだよ」
から
「どうやったらできるだろう」
に変わる。
自分と向き合った分だけ、
相手を受け入れることができるのだと思う。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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