「自分のせいで試合に負けたから、
僕には仲間と一緒に泣く資格はありません」
そう言って、
チームの誰よりも悔しいはずなのに、
涙を必死にこらえている彼の顔が
印象的だった。
周りは誰も彼を責めていない。
彼の献身的な動きが
幾度もチーム救ってきたこと。
あの1プレーも、
果敢にチャレンジした結果だって、
仲間は知っている。
だから僕は、
感情をおしころすように、
ぐっと口をつぐんだまま、
遠くを見つめている彼に、
こう伝えたかった。
泣くのに資格なんていらない。
泣きたいなら
泣いていいんだ
夏の終わりに そんなことを想った
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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