【まさゆ記】 ~伸び悩んでる相手にかける言葉~
伸び悩やんでいる部下や後輩や子どもに、
どんな声をかけることが成長に繋がるのか?
以前までの僕は、
そんな團員にこう言っていた。
「気合いが足りない!!!!」
ザ・精神論である。
その頃は、身のまわりで起こることは全て、
己の気持ち次第だと思っていたので、
いかに強い気持ちを持つか、
そのことばかりを伝えてきた。
でも、いくら「気合いを入れろ」と言っても、
一向に成長の兆しが見えない日々・・・
するとある日、
いつものように「もっと気合いを入れてやろう!!」
そう言った僕に対して、
1人の團員がこんなことを言った。
「自分なりに気合いを入れてやってるんですど・・・
もっと気合いを入れろと言われても、
どうすればいいか分かりません」
その言葉に僕はハッとした。
そして、自分の方が間違っていたことに気づき、
猛烈に反省した。
伸び悩んでいた原因は、
気合いを入れていないわけでも、
頑張る気持ちがないわけでもなかった。
ただ、何をどのようにどのくらい頑張れば、
より良いパフォーマンスを発揮できるのか、
僕の言う『気合いの入った状態』に近づけるのかが、
分からなかったんだ。
確かに、
頑張り方が分からないのに頑張るのは、
とても難しい。
逆に、努力の方向と方法が分かっている時は、
一生懸命に頑張れる。
だから精神論ばかりに頼らず、
一つ一つ具体的な言葉や行動に落とし込むこと。
「気合いを入れる」とは、
どういう行動を指すのか?
大事なのは
『何を、どのように、どれくらい』
それをきちんと伝えた上で、
その行動をどんな意識で行うかという
「心のありかた」を伝えることが、
必要なのだと思う。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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