誰も気にしていない
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第十回 華の大演舞会 G7サミットが終わった。
今だから話せるけれど、
僕にとって今回の演舞会は、非常に苦しいものだった。
各演目の台本執筆や全体の構成&演出という
総監督の仕事に加えて、
2部の正幸単独講演会の準備も平行してやっていたので
いつもの倍以上の負荷だったように思う。
案の定、
4月になり体調を崩し、1週間ほどダウンしてしまい、
さらに自分を追い詰めることに・・・
なので演舞会直前の数日間は
体も頭も心もパンパンに詰め込み過ぎて、
逆に楽しくなってくるという
「オウエンダンズ ハイ」を久しぶりに感じた。
そして迎えた演舞会本番。
あっという間だった。
無我夢中だったからか、
断片的にしか覚えていない。
でも確かな感覚が1つだけ心に残っている。
キツかったけれど
苦しかったけれど
大変だったけれど
「僕は最後まであがくのを止めなかった」
みっともなくても、かっこ悪くても
最後の最後まで、自分と闘うことからは逃げなかった。
そこだけは、なんとか頑張れたかなと思っている。
苦しんだ分だけ 人は成長できる
ありふれた言葉だけど、
今の僕には、とてもしみる。
そして、全国から集まってくれた團員の皆さん、
それぞれの場所で演舞会の成功を祈ってくれた團員の皆さん、
あなたのおかげで、僕らは演舞会をやきりることができました。
これからもお互い自分を信じて
ガムシャラに生きて行きましょう。
心からの感謝を込めて、
ありがとうございました。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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僕が中学3年生の時の話である。
「ピーーーー!!」
試合終了の笛が体育館に響き渡った。
歓喜に沸く相手チーム。
わずか1点差・・・僕らバスケ部の夏が、そこで終わった。
自分が悲しくて泣いているのか、
悔しくて泣いているのか、
よく分からない。
ただ1つ分かっているのは、
『自分が逃げた』ということ。
少し時間を巻き戻す。
試合終了まで残り数秒。
この1本を決めれば逆転という場面。
運命のボールが、僕の所に回ってきた。
敵のブロックもない、絶好のチャンス。
その時、僕の人生が二手に分かれた。
A 自分でシュートを打つ 最後の最後で僕が決める
B 味方にパスを出す 誰かそのシュートを決めてくれ
シュートモーションに入る。
『これで全てが決まる』
そう思ったとたん、急に怖くなった。
気がつくと、僕は仲間にパスを出していた。
そしてチームメイトが放ったシュートは
ゴールリングには届かなかった。
あの夏、僕らの青春は
ドラマのようにはいかなかった。
『もし僕が最後のシュートを打っていたら・・・』
でもあの日の僕は、
ドラマの主人公になることすら、自ら放棄したんだ。
あの最後の試合を思い出す度に、
勝負せず逃げた15歳の自分へ
こう言いたくなる。
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