【まさゆ記】 ~「余白」 母のガムシャラな教え 1 ~
僕の母は昔からずっと書道をやっている。
我武者羅應援團のCDの題字や、
團旗の文字も母の字だ。
そんな母の影響を受けて、
僕も小学校の頃に書道をやっていた。
ある日、
提出しなければいけない作品が、
うまく書けず、僕は悩んでいた。
何回書いても、
思うような字にならない。
困り果てた僕は、
母に聞いてみた。
すると母は、
僕の字を見つめてこう言った。
「良い字を書きたいのなら、
書く線にばかりとらわれていては、いけないよ。
大事なのは周りの余白。
余白を意識すると、自分が書きたい線が見えてくるんだよ」
その時、僕は
「ふーん、そうなのか」
ぐらいにしか思わなかった。
でも、
最近その言葉をよく思い出す。
人生も書道と同じだと思う。
何かうまくいかなかったり
どうしたら良いのか迷った時、
目先のことだけに、
とらわれないようにする。
もっと全体を見て、
もっとまわりの日常に目を向けて、
大切にする。
そんな「余白」を意識した時、
自分が本当に進むべき道が、
見えてくるのかもしれない。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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