あのときと比べたら・・・
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僕の母は昔からずっと書道をやっている。
我武者羅應援團のCDの題字や、
團旗の文字も母の字だ。
そんな母の影響を受けて、
僕も小学校の頃に書道をやっていた。
ある日、
提出しなければいけない作品が、
うまく書けず、僕は悩んでいた。
何回書いても、
思うような字にならない。
困り果てた僕は、
母に聞いてみた。
すると母は、
僕の字を見つめてこう言った。
「良い字を書きたいのなら、
書く線にばかりとらわれていては、いけないよ。
大事なのは周りの余白。
余白を意識すると、自分が書きたい線が見えてくるんだよ」
その時、僕は
「ふーん、そうなのか」
ぐらいにしか思わなかった。
でも、
最近その言葉をよく思い出す。
人生も書道と同じだと思う。
何かうまくいかなかったり
どうしたら良いのか迷った時、
目先のことだけに、
とらわれないようにする。
もっと全体を見て、
もっとまわりの日常に目を向けて、
大切にする。
そんな「余白」を意識した時、
自分が本当に進むべき道が、
見えてくるのかもしれない。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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「家に帰ったら靴をそろえる。
そんな小さなことでいい、続けたらいいことがある」
僕の尊敬する方がそんなことを言っていた。
影響を受けやすい僕は、
さっそくその日から、
家に帰るとまず靴をそろえるようにした。
最初は忘れたり、
めんどくさくなって、サボることもあった。
疲れている時なんかは、
「今日は靴達の自由意思を尊重したい・・・」
などと、靴をそろえなくていいように、
意味不明な言い訳を自分にしていた。
でも、いつの頃からか
靴をそろえるのがあたりまえになった。
すると、本当にいいことがあった。
何があったのか?
玄関にそろえられた靴をみて、
「自分、エライ!」と
1人でニンマリしている僕。
自分のことがちょっぴり誇らしく思える。
そう、
僕は自分のことを
前より好きになっていた。
今まで僕は、
自分を好きになるためには、
何かすごいことを成し遂げなきゃいけないんじゃないか、
そう思っていた。
でも、それは違った。
毎日ほんの数秒を使い、
靴をそろえただけで、
続けることができた自分を
少しずつ好きになっていった。
重要なのは
『何を続けるか』ではなく、
『何か続ける』こと。
大きなことでなくても
日常の中に、
自分を好きになるきっかけがある。
挨拶することを続ける
ゴミを拾うことを続ける。
服をたたむことを続ける。
どんな小さなことでもいい。
続けることで、自分にとっての
『ステキなあたりまえ』をふやすこと。
そしていつか、
自分を好きなのが、あたりまえ。
そうなれたらいいなと思う。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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「頑張ったってうまくいかないことはたくさんあるのに、
なんで頑張らなきゃいけないんですか?」
ある日、応援に行った学校で
1人の生徒からこんな質問を受けた。
あなたならこの問いに、どう答えるだろうか。
確かに、どれだけやっても
報われないことはある。
ドラマの主人公のように
一生懸命やったら、実は誰かが見てくれていて、
そこからサクセスストーリーが始まる。
なんてことは、なかなかない。
じゃあ頑張らなくていいのか?
僕がどう答えようか迷っていたその時、
今まで応援してきた人達の顔が
心に浮かんだ。
成功が保証されてなくたって、
たとえ失敗したって、
本気で頑張っている人は、
みんな、むちゃくちゃいい顔をしていた。
そして僕は、
質問してくれた生徒に、こう伝えた。
「頑張ったことを、誰にも認められなくても、
僕は頑張ろうと思うよ。
だって、自分だけは知ってるから。
一生懸命やったかどうかは
自分が1番わかっているから。
自分を好きになるために
僕は今日も頑張ろうと思う」
その生徒は何かをかみしめるように
小さくうなずいた。
もちろん頑張って、結果がでればいい。
でも僕らが頑張るのは、
きっと、結果のためでも、
誰かに認めてもらうためでもなく、
「がんばれた自分」を好きになるためだ。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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2014年1月25日(土)23時30分~24時00分
BSジャパン「TOKYO BRANDNEW DAYS 」アシタノワタシ~にて
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2014年をどのような1年にしていくか、
想いを巡らせている中で、
僕が思い出す言葉がある。
教師をやっている友人の言葉だ。
「教師の仕事は、はっきり言って楽じゃないよ・・・」
僕は彼が弱音をはくようなタイプじゃないことを知っている。
だから現場は、僕が想像している以上に大変なのだろう。
そして、何かに耐えているような沈黙の後、
彼はこう続けた。
「でもさ、俺は楽をするために教師になったわけじゃないからな」
楽をするために教師になったわけじゃない・・・
彼の言葉の根っこにある、決意。
それを人は『初心』と呼ぶ。
自分はどうだろうか?
そこでハッとした。
経験を重ね、慣れてきて、
いつの間にか楽な方に
流されてしまいそうになっている自分がいた。
自分で選んだ道なのに
自分で決めた人生なのに・・・
だから僕は自分に言い聞かせる。
楽をするために
我武者羅應援團をやり始めたわけじゃない。
楽をするために
生きているわけじゃない。
だからこの先、
高い壁が目の前に立ちはだかっても、
「望むところだ」
そう胸をはって進もう。
2014年のはじまりに
そんなことを想った。
我武者羅應援團 総監督 武藤正幸
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我武者羅應援團は「かたい」。
学ラン姿は硬派と言われ、
演舞の動きも固けりゃ、
オールバックに使うジェルも、
ウルトラハードだ。
でもその裏で、
僕が大事にしたいと思っていることがある。
それは、やわらかさ。
何のやわらかさか?
「ココロのやわらかさ」だ。
応援をする時に、
「相手を感動させなきゃいけない」
そんな風に力んで、心が固くなった状態で応援をしても、
逆に受け手は、固く心を閉ざしてしまう。
固いもの同士をぶつけても
反発し合うだけ。
むしろ
相手と向き合った時、
自然とわき起こってくる想いにのせて応援を送る。
すると、相手の心にスッと届くのだ。
「~しなきゃいけない」という、
自分が作り出した形に固執せず、
まず相手を受け入れること。
そして、
相手を変えようとするのではなく、
目の前の状況に合わせて、
自分の心を変化させてゆくこと。
それが僕の目指す、
やわらかいココロ。
と團内で力説したところ、
「でも正幸は身体が固いんだから
ストレッチも忘れずにね」
とみんなにツッコまれたのは、
ここだけの話。
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